ファンタズム
現実と夢が様々に交錯し、見る人によって色々な解釈ができる、伝説のカルト青春ホラー!!これが全ての始まりだった……。
弊社新川出演の「ニコニコ生放送」で紹介されます!
見る人によって色々な解釈ができることにより、世界中で大人気となった伝説のカルト青春ホラー!監督は、この1作で巨匠となったドン・コスカレリ。本作で彼は、監督以外に製作、脚本、撮影、編集の5役をこなした。その後、同シリーズは5作品が制作され、彼のライフワークとなった。
孤独な少年の繊細な心が生み出した恐怖の幻想を、〈不気味な葬儀屋:トールマン、トールマンが操る殺人銀球:シルバー・スフィア、正体不明な小人の群れ等〉を登場させ描いた本作は、当時ファンタ系映画祭では最も権威のあるアヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭で、審査員特別賞の受賞を果たした。
主演は、もちろん孤独の少年:マイクを演じたマイケル・ボールドウィンなのだが、共演した殺人銀球:シルバー・スフィアを操り、黄色の血を流す不気味な葬儀屋:トールマンを演じたアンガス・スクリムが、強烈なホラー・キャラクターとしてすさまじい人気を得た!それもそのはずで、「「だまって立ってるだけで怖い!」というトールマンの存在なくしては『ファンタズム』は語れない!」とまで言われて、その後のホラー映画のキャラクター創造に、多大なる影響を与えた。
日本での人気にさらなる拍車をかけたのが、1979年に本作を劇場配給した東宝東和の当時のいけいけな宣伝方法にあった。“スクリーンめがけて銀球が飛びかう恐怖のビジュラマ体験:驚異の新4CH立体音響方式《VISURAMA》”という今では謎の上映方式をでっち上げ、誇大広告と言えなくもない恐怖体験できるという宣伝文句をぶち上げ、当時まだ成熟していない日本のホラー映画ファンに衝撃を与えた。その結果、本作のカルト的な人気は、日本で沸騰していくこととなった。
STORY
ただならぬ雰囲気漂う霊園:モーニングサイド霊園。マイクは、兄:ジョディが参列している葬儀を小高い丘から見ていた。参列者が去ったあと、彼は異様に背の高い男が、軽々と棺を持ち上げ消え去るのを目撃する。そのことをジョディに話すが取り合ってくれない。
そこでマイクは、霊園に侵入し真実を確かめようとする。迷路のような霊廊にやって来た彼はそこで、すさまじい唸り声を上げ飛んでくる銀球(シルバー・スフィア)に襲われる!
SCENE PHOTOS
CAST
マイケル・ボールドウィン(『ファンタズムⅢ』『ファンタズムⅣ』『ファンタズムⅤ:ザ・ファイナル』)、ビル・ソーンベリー(『ファンタズムⅢ』『ファンタズムⅣ』『ファンタズムⅤ:ザ・ファイナル』)、レジー・バニスター(『ファンタズムⅡ』『ファンタズムⅢ』『ファンタズムⅣ』『ファンタズムⅤ:ザ・ファイナル』)、キャシー・レスター、アンガス・スクリム(『ファンタズムⅡ』『ファンタズムⅢ』『ファンタズムⅣ』『ファンタズムⅤ:ザ・ファイナル』)
STAFF
監督・脚本・製作・撮影・編集:ドン・コスカレリ(『ファンタズムⅡ』『ファンタズムⅢ』『ファンタズムⅣ』『ファンタズムⅤ:ザ・ファイナル』)、音楽:フレッド・マイロー(『ソイレント・グリーン』『スケアクロウ』)、マルコム・シーグレイブ、特殊効果:ポール・ペパーマン、シルバー・スフィア考案:ウィラード・グリーン
1979年/アメリカ/カラー作品/本編89分/ドルビー・デジタル・ステレオ/音声:英語/日本語字幕/ブルーレイ上映
©1978 Starway International, Inc.