キャンディマン

祝！製作25周年記念！！同シリーズは、2作品が制作することになるが、その大ヒット傑作ホラー・シリーズの第1弾が本作だ。遂に初のBlu-Rayが登場。今や《都市伝説ホラー》というジャンルは、ホラーの大定番の要素であるが、本作がこのジャンルをスタートさせた。この作品がなければ《都市伝説》という言葉も、《都市伝説ホラー》というジャンルも生まれて来なかった。それほどインパクトが強く、ホラー映画史に燦然と輝く傑作である。
主演は、ヴァージニア・マドセン。彼女は『ホットスポット』『ハイランダー 蘇る戦士』等の作品を経て本作に主演。本作で彼女は、93年のアヴォリアッツ国際映画祭で、主演女優賞を受賞した。共演は、タイトルロールのキャンディマンを演じたトニー・トッド。本作で彼は、主演のヴァージニア・マドセンより強烈なインパクトを与え、一気にホラー映画界でスターダムにのし上がる。その後、メガヒット・ホラーシリーズ『ファイナル・ディスティネーション』シリーズで、"死の案内人"を演じ、ホラー映画での確固たる地位を確立する。
スタッフもす・ご・い！原作は、クライヴ・バーカー。彼の原作映画では、『ヘルレイザー』シリーズが最も有名な作品であるが、本シリーズも『ヘルレイザー』シリーズと双璧を成す人気シリーズとなり、この2シリーズが彼のホラー映画界における人気を不動なものにした。監督は、バーナード・ローズ。カルト的人気を得た『ペーパーハウス／霊少女』という作品を監督し、それが評価を得て本作の監督に抜擢され、見事期待に応えた。撮影は、アンソニー・Ｂ・リッチモンド。こちらもカルト的人気を得た『赤い影』『地球に落ちて来た男』等といった作品を経て、本作の撮影監督を担当し、キャリア最高の腕前を見せた。特殊効果は、ボブ・キーン。『ヘルレイザー』『ミディアン』等を経て、本作に参加。彼も本作でキャリア最高のSFXを披露した。音楽は、フィリップ・グラス。『めぐりあう時間たち』等の映画音楽も担当しているが、オペラや交響曲も作曲する現代音楽界の巨匠である。
そんな才能溢れるメンバーが集結した本作は、全てに隙のない、今も語り告がれる第一級のエンタテインメント・ホラー映画である！！