

『ホステル』や『ソウ』など、2000年代なかばに一世を風靡した残酷映画群を指して、「トーチャー・ポルノ」(拷問ポルノ)という。これは侮蔑的なニュアンスを多分に含んだ言葉で、残酷やポルノが嫌いな、お高くとまった連中がそう呼んでいるというだけのことだが(そういう上品ぶったアホどもの好物は、『英国王のスピーチ』みたいな「王室ポルノ」である)。
しかし我々は映画で観るぶんには残酷も拷問も大歓迎である。また、根本的な意味で「ポルノ的」でない映画に面白みなどないのは当然だ。ポルノ的、というのはじっくりと細部を見せることだからだ。ほのめかすだけで肝心な部分を見せない映画は、絶対抜いてくれない風俗並みに意味がない。
と、いうことを熟慮したのかどうかは知らないが、『セルビアン・フィルム』は堂々たる「トーチャー=ポルノ」だ。本作には「みんなを"ゲエッ!"と言わせるような、目を疑うような悪趣味を見せつけたい!」という健全なパッションがある。その「やる気」に応える形で、本邦でもノーカット公開されるのは意義深いことだ。精液と鮮血でぎとつくスクリーンがあなたを待っている!
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- ドイツ ミュンヘン 国際批評家連盟2010 脚本賞
- セルビア ヴルニャツカ・バニャ映画祭 2010 脚本賞
- モントリオール ファンタジア映画祭 2010 新人賞
- モントリオール ファンタジア映画祭 2010 観客賞(ヨーロッパ映画部門)金賞
- モントリオール ファンタジア映画祭 2010 観客賞(革新的映画部門)金賞
- アメリカ サウス・バイ・サウスウェスト映画祭正式招待作品
- ベルギー ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭正式招待作品
- エストニア ハープサル ホラー・ファンタジー映画祭正式招待作品
- セルビア ノヴィ・サド映画祭正式招待作品
- アメリカ アナザー・ホール・イン・ザ・ヘッド映画祭正式招待作品
- カナダ モントリオール ファンタジア映画祭正式招待作品
- 韓国 釜山国際映画祭正式招待作品
- イギリス ロンドン・フライトフェスト映画祭正式招待作品
- フランス エトランジェ映画祭正式招待作品
- ギリシャ アテネ国際映画祭正式招待作品
- ドイツ ハンブルグ国際映画祭正式招待作品
- イギリス レインダンス映画祭正式招待作品
ミロシュは元ポルノ男優のスター。現役の頃は幾多の女優をイカせ続けたが、今は引退し、美人妻と幼い息子を愛する平凡な家庭人になっていた。そんな彼の元に、昔なじみの女優から呼び出され、俳優の仕事をやらないかと誘われる。その仕事とは、外国市場向けの大掛かりなポルノ映画であり、かなりのギャラがもらえるという。何か怪しそうな感じではあるが、収入に困っていたミロシュは、その話に興味を持った。
高級車のお迎えが来て、ある大豪邸に連れて行かれる。その豪邸から謎の男が登場する。ヴィクミルと名乗る男は、ミロシュを絶賛しながら、こんな話を始める。「私には大金持ちのクライアントがいて、彼らの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画を撮りたい。そのためには貴方の出演が絶対なのだ!」と。具体的な内容の話もなく、ミロスは高額な報酬に釣られ契約書にサインしてしまう。これが、悪夢と狂気な世界への入り口であった・・・・。
監督&脚本:スルディアン・スパソイエヴィッチ
主演:スルディアン・トドロヴィッチ、スルディアン・スパソイエヴィッチ、セルゲイ・トリフュノヴィッチ、エレナ・ガブリロヴィッチ
2010/セルビア/セルビア語/104分/カラー/シネマスコープ/デジタル上映
配給:エクリプス
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本作品には、倫理的にも表現的にも最悪の描写がございます。20歳未満の方には、決してお見せ出来ません。また20歳以上の方であっても、心臓の弱い方や体調の優れない方の、ご鑑賞はお勧めできません。お客様、各自の責任においてご鑑賞下さい。






















